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Special Edition


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このホールは若干高台気味のティグラウンドからの打ち下ろしになる。グリーン周りもわずかにではあるが盛り上がっており、イメージとしては谷越えと言った所だろうか。特筆すべきはその「谷」にあるもの───ここはコース中唯一の、ウォータハザードがあるホールなのだ。

1Gがまだラウンド中だったため、まずはそちらが完了するのを待機する…のだが。

打順はゆうさん、状況はよくわからないがグリーン脇からのアプローチショット。距離はそこそこある。皆が見守る中、氏の足元から飛び出たボールはグリーン上を転がり…

ピンと重なった瞬間、沈み込んで消えた。

歓声を上げる一同。パターで近距離から狙ってもなかなか入らないのだ、アプローチショットで正確に狙うのがどれだけ難しいのかは皆身にしみてよく判っている。鮮やかなチップ・インを目の前にして興奮を隠し切れないまま、1Gは全員ホールアウトした。

そして我々、2Gの番。よく見ればグリーン向こうにもそれほど幅があるようではない。池を恐れて飛ばし過ぎればOB、OBを恐れて手加減が過ぎると池直行。飛距離のコントロールが勝負の分かれ目か。想定した飛距離を飛ばす自信が無かった私は、バーディを放棄しても池を避けるコースを選ぶことにした。

このホールのオナーは黒魔さんだった。氏のティショットは綺麗な放物線を描き、一度はグリーンに乗った…のだが、跳ねて向こうへと消えてしまう。池を恐れ過ぎて、飛ばしすぎてしまったらしい。そして、自分はオチ担当で、と冗談を飛ばした104さんのティショット…はいいのだが。

飛び方を見て悲鳴をあげる104さん。
力みすぎたか見積もりを誤ったか、飛距離が足りない!

視線の先、一点の曇りも無い放物線を描いたボールは、盛大な水柱を残して池の中へと消えていった…。

宣言どおりの「オチ」に、見守っていた1Gの面子(9Hのティグラウンドにいらっしゃったのだ)も含めて、一同爆笑。

その後私(打ち損なって右脇のヘビーラフに突っ込む)、泉さん(若干飛距離が足りずグリーンと池の間)と続き、全員ティショットを終える。中央が緩やかに盛り上がったグリーンは予想外に苦戦し、このホールは+4でホールアウトした。ちなみに移動途中に池を覗いて見たが、ボールは見つからなかった。代わりに魚が泳いでいるのを確認。…そんな池をゴルフ場内に配置していいんだろうか?

そして、全9Hが恙無く終了。104さんにスコアを集計していただく。…私は70(+43)であった。合計70打。18H回ったわけではない。初心者という分を差し引いても駄目過ぎである。ううむ…精進せねば。

全員ホールアウトした後、クラブハウスで若干休憩。汗が引いた頃にゴルフ場を後にする一同であった。
道具を快くお貸しいただいたゆうさんと104さん、TAKUMAさんに、この場を借りてお礼申し上げます。

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