Factory Log
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2004年04月26日
いつものロビーにお客さんが遊びに来訪。折角なのでW氏・R氏と共に歓迎ストしようと言う話にしてみたら周辺にナンパだとか何とかあらぬ方向に持っていかれる日曜深夜の某ゴルフ模様
(って言うかKa女史の時も似たようなこと仰りませんでした? > チームAのN氏)

普段なら日曜はふらふらとどこかに出かけているのですが昨日に関して言えば給料日前の金欠につき外出は断念…代わりに積み状態になっているDVDを閲覧してみることに

JM (Johnny Mnemonic)
1995年、アメリカ。ロバート・ロンゴ監督、キアヌ・リーヴス主演。ウィリアム・ギブスンの同名短編小説(邦題「記憶屋ジョニイ」)を映画化したサイバーパンクSF。日本国内ではビートたけしが出演したことで知られる作品でもある。
(ずっとJohnny's Mnemonicだと思っていたら'sは付かないのが正しいらしい…_| ̄|○)

公開当時結構大々的に宣伝していたような記憶があるのだが、内容的にはかなり好き嫌いの分かれる作品。私個人としては世界観の設定は嫌いではないが肝心の内容がアレなのがちょっと首を捻るところではある。凝った設定の作品を無理矢理120分に詰め込もうとしたらこうなってしまったのだろうか、それとも単に私の理解力が決定的に不足しているだけなのだろうか? いずれにせよ、華々しいキャスト・スタッフとは裏腹に、万人にお勧めするのは難しいかも知れない。

Terminator 3 Rise of the Machines
2003年、アメリカ。ジョナサン・モストウ監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演。1991年公開「Terminator 2 Judgement Day」の続編となるアクション映画。
(関係ないがこの作品が発表される少し前に「こち亀」で女性型戦闘ロボット「ターミネーちゃん」なんてのが出てくる回があって激しく脱力していたのだが…実現したと聞いて二度脱力した(苦笑))

前作を見ているか見ていないかで評価が真っ二つに分かれる内容。ネタバレになるので詳細は控えるが、シリーズファンとしての観点からこの内容を受け入れるのは困難を極める。今回の目玉となるT-Xの描写についても、単体では充分な脅威となるにも関わらず、どうも弱い。或いは同じ軽量級ターミネータである前作のT-1000に比べて人外ぶりが足りず(なにせ撃たれても見た目にほとんど傷がついてない)、逆に強さがかけ離れすぎているせいかも知れないが。ブレード化した指を突きつけ、あるいは刺しながら、相手を───上目遣いで、ある意味不思議そうに───観察し、ショットガンで開けられた体の大穴を何事も無かったかのようにぬるっと復元させたT-1000の姿は、人間の形をもっていながら怪物として余りある貫禄を誇っていた。

かと言って単体で見たとすると意味不明なシーンが多過ぎるのが難点となる。例えば冒頭でいきなりふざけたサングラスをかけて見せたり、銃撃しても「死傷者0」と出たり、挙句の果てに細身のT-Xに軽々とブッ飛ばされる本作のT-805に"鋼の骨格を持つ破壊者"の迫力を見出すのは難しい。そしてジョンがT-805の周知事項として告げる台詞───"HASTA-LA-VISTA, BABY(地獄で会おうぜベイビー)"にしても、何故そこでそんな台詞が出てくるのか理解できないだろう。何度も比較して申し訳ないが、そこが前作との違いでもある。Terminator 2は前作を知らなくとも充分に話を理解でき、楽しむことが出来た…だが。

シリーズを知らなければ理解できず、シリーズを知っていれば内容を受け入れられない、そんなジレンマに陥ってしまっている。


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